2012年5月20日日曜日

一次試験の正解数と正答率

76回派遣員試験を受験なさった方、お疲れ様でした。二次試験も気は抜けませんので、しっかりと対策をされると良いと思います。

さて、ご質問を頂きました。

今回(本日)、初めて派遣員の1次試験を受けてきた者です。このようなサイトを立ち上げてくださり、本当にありがとうございます。とても嬉しく、また大変助かります。
おっしゃる通り、私自身は情報収集をネットに頼るしかなく、手持ちの情報の少なさはハンデではないかと感じておりました。(実力不足が一番のハンデなのはよく承知していますが)
さて、早速ですが、ご存じでしたら教えてください。
<一般常識の試験の点数は、「正解数」だけでなく、「正答率」も関係があるのでしょうか>
(昔受けた入社試験では、正答率が加味されることもあり、そのような場合は、時間不足になっても、最後にむやみにマークすることは避けていました)
どうぞよろしくお願いいたします。ぜひこれからもお力を貸してください
私も地方に住んでいましたのでネットでかき集めた情報を頼りに対策を立てました。第三者の斡旋で受けるのも良いですが、自分で情報を集めて分析できるような人こそ派遣員に向いていると思いますよ。

ご質問に対するお答えをする前にまずお断りしておきたいのですが、私は採用担当者ではありませんので選考基準に関して正確な情報は持ちあわせておりません。あくまで国際交流サービス協会とは一切関係のない私見としてお答えすることをご了承ください。私の書いた内容が元で損害が発生したとしてもいかなる責任も負えませんので、念のため。

私の感触では、正答率はさほど重視されていません。当の本人が正答率など考えずに回答しまくった結果合格したということくらいしか理由を挙げることはできないのですが、時に厳しい環境で最後までやりぬくことができるかどうかを試そうとしているのですから、解ける問題だけ解くというようなスタンスの受験者よりも、とにかくやりきるという姿勢でいる受験者のほうが好意的に見られるとしても不思議ではありません。

また、一般常識試験は一次試験の一つの要素でしかありません。必要最低限の素養を確かめていると思ってください。意外に重要なのが性格検査かもしれないと思います。公館によって事情はそれぞれですが、生活環境や人間関係などで悩んだ結果任期を全うできない派遣員もいます。しかし多方面に迷惑がかかるそういう事態の発生はどうしても避けなければなりません。したがって、本人は大丈夫だと思っていてもそのような可能性が予見される受験者は不合格になると思います。そういう意味では試験の結果に加えて、身上書の内容もかなり合否判定に関わっているのではないかと感じます。

一般常識試験の出来不出来に一喜一憂してしまうのも理解できますが、それが合否基準の大きなウエイトを占めているわけではないと予想されるため、二次試験に向けて着々と準備を進めていくのが正しい受験の仕方です。

以上、ご参考になったでしょうか。