2012年6月10日日曜日

報酬について

在外公館派遣員の報酬について、興味を持っている人も多いと思います。

よく「海外で十分生活出来るだけの給料」とか言われていますが、実際に赴任するとまさにその通りだなあと思います。ここ数年で削減が進められたこともあって確かに外交官の方とは比較にならないほど抑えられていますが、節約すれば帰国までに結構な額を貯金する人もいますよ。

報酬の構成は、国内報酬と在外報酬に分かれています。国内報酬とは、基本給にあたるもので、こちらは派遣国に関わらず全員一律となっています。在外報酬とは、勤務地での必要経費として支給されるもので、国内報酬と同額もしくはそれ以上となります。

北米やヨーロッパなど先進国に派遣される場合は、在外報酬は低くなります。インフラが整っていますし、当然といえば当然かもしれません。逆にアフリカなど途上国に派遣される場合は在外報酬が上がります。公共交通機関がなく車を買うことが必須であったり、良質な食材が非常に高額であったりといろいろと出費がかさむ場合が多いので、その点が考慮されているものと思います。

二次試験会場の控え室に公館ごとの支給額が掲載されていますので、参考になさると良いでしょう。

海外での生活には色々とお金がかかるものですが、低利貸付制度なども充実していますので、手持ち資金がゼロでも安心して赴任できますよ。安心して、試験対策を進めてください。